寒中見舞いってなに?どう書けばいいの?

寒中見舞いってなに?どんな紙にどんなことを書けばいいのか?書き方をご紹介 喪中はがき・寒中見舞い

自分が喪中の間に年賀状が届いた場合の対応や、年賀状を出していない方から届いた場合の対応に関するマナーなどを調べると、「1月7日(松の内)を過ぎてから寒中見舞いとして出しましょう」といった説明や案内をよく目にするかと思います。

でも、なかには次のように感じている方も、いるのではないでしょうか?

「寒中見舞いってそもそもなに?」
「はがき?便箋?どんな紙にどんな内容を書けばいいの?」

そこで今回は、喪中にいただいた年賀状の返信や、年賀状の到着が遅くなる場合に書く寒中見舞いの書き方や内容について、ご紹介します。

 

寒中見舞いって、そもそもなに?

寒中見舞いとは、皆さんが耳馴染みのある「暑中見舞い」などと同様に、数ある挨拶状の慣例のうちの1つです。

具体的には、1月5日頃から立春(2月4日頃)までの間に送る手紙(挨拶状)のことで、葉書でも、便箋でも、特に専用の用紙などはないので何で送っても構いません。

※ただし、年賀はがきは使えません(※年賀特別郵便の専用はがきの為)ので注意しましょう。

今回は、年賀状の返事として、あるいは喪中だった方への挨拶状として、総じて「年賀状の代わりに送る場合」の寒中見舞いとして紹介しています。

 

寒中見舞いの書き方

寒中見舞いの書き方についてですが、基本的に挨拶状というのは全て「手紙」ですので、そんなに難しく考える必要はありません。

まず、紙に関しては、はがきでも便箋でも、特になんでも構いません。
今回のように年賀状の代わりとして使うのであれば、普通はがき(いわゆる官製はがき)で十分だと思います。

※年賀はがきは年賀状の専用はがきなので、使えません。

また、文章についてですが、例えば自分が喪中だった場合の寒中見舞いには、次の点を書けば概ね問題ないと思います。

・年賀状をいただいたことへのお礼
・喪中欠礼状をだしていなかったお詫び
・喪中だったことのお知らせ(故人の名前、事情など)

また、上記のことを簡潔に記載した上で、先方の健康や繁栄を祈る言葉を添えると、体裁はもちろん、誠実さや心が伝わる挨拶状になります。

 

寒中見舞いの文例

以下に文例を1つご紹介しますが、上でも述べたように、基本的には手紙なので「必ずしもこうでなければならない」といったものではありません。

自分と相手との関係性に応じて、故人の名前や年齢など一部を省いたり、くだけた表現にしたりするのは、特に問題ありません。


寒中お見舞い申し上げます

新年の賀状をいただきましてありがとうございました
昨年○月に祖父△△が●●歳にて永眠いたしましたので
新年のご挨拶を失礼させていただきました
生前中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
今後とも変わらぬご厚誼の程お願い申し上げます

時節柄、御自愛のほどお祈り申し上げます


※「たびたび」や「重ね重ね」等の弔事における忌み言葉は避けるようにしましょう。

 

まとめ

寒中お見舞いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

寒中見舞いは、数ある季節の挨拶状の中の1つで、その中でも時節柄、年賀状が出せない場合の代用としても使えるということで知名度が高い、といった感じですね。

あくまでも挨拶状、すなわち手紙ですから、慣例という意味でマナーはやはり大切です。ただ、それと同時に、あるいはそれ以上に大切なことは、相手に対する気持ちです。

ここまでマナーや慣例についてご紹介しましたが、自分の近況や気持ちを伝えたり、先方の心身の健康や幸福をお祈りしたり、気持ちを伝える手紙ですから、その気持を上手に伝える為の方法が、マナーだと思えば良いかなと思います。

また、相手を想って丁寧に書いた手紙であれば、仮に少しぐらいマナーに収まらない点があっても、それはそれであなたの正直な気持ちが表現された、味のある手紙として相手に伝わるかも知れませんね。

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